廿日市市 点検・整備２ 　タケウチ自動車

 タイヤ
交換目安

 ワイパーゴム
交換目安　1年に1回

ワイパーを稼働したときに、ガラス面にスジが入ったり水滴が残ったりするようなら交換が必要です。また、ゴム自体に亀裂や変形があるときも早めに交換しましょう。そのほか、異音がする場合や、製造年からかなりの年数が経過しているときなども交換した方がいいでしょう。ワイパーゴムは消耗部品のため、1年に1回のペースで交換するのが望ましいとされています。ただし、使用環境などにより劣化が早まるケースもあるため、ワイパーゴムの状態を確認して、異変があれば早めに交換したほうがいいでしょう。尚、ワイパーゴムが切れていると車検に通りません。

 エアコンフィルタ
交換目安　1年または走行距離１万km

エアコンフィルターの交換は、使用期間1年か走行距離10,000kmのどちらかに達したときが目安になります。エアコンフィルターに汚れが溜まることで、エアコンの風量が弱くなる、異臭がするといった問題が出てきます。そのため、異変を感じていなくても、目安のタイミングに合わせて交換しましょう。エアコンをつけたときに異臭がする場合は、エアコンフィルターにカビが生えている可能性があります

 発煙筒
交換目安　４年

発炎筒（発煙筒）は、故障や事故の緊急時に止むを得ず道路上で停止した時に、停止車両の存在を後続車に知らせ、注意喚起する役割を持っています。火薬式の発炎筒（発煙筒）は有効期限が４年と定められています。発炎筒（発煙筒）は普段使用しないものであるため、ついうっかりと期限切れに気づかないまま設置し続けているケースも少なくないようです。発炎筒（発煙筒）の有効期限に関しては運送車両法の保安基準に記載はありませんので有効期限が切れていても、設置されていれば車検では問題ないとされています。しかし本当に必要な状況が訪れたときに使用できない状態では危険を招くので定期的に発炎筒（発煙筒）の有効期限を確認しておきましょう。

 オートマチックオイル（ATF）
交換目安　３万キロごと

自動車の変速機（オートマチック）はエンジンの回転を低速域から高速域にあわせて変化させ、クルマが走りやすい状態にエンジンの回転を調整する機構です。内部の構造は複雑で精度が高く、オートマチック内のATFの劣化が原因で内部の摩耗した異物などが油圧系統に詰まると変速不良、一方にしか進めないなどの故障が発生します。そのためオートマチックの故障防止にはATFの交換が重要です。走行3万キロ毎の交換をお勧めいたします。

 タイミングベルト交換
交換目安　１０万キロ毎

タイミングベルトはエンジンの回転数を利用して、エンジンにとって不可欠な吸気バルブ、排気バルブを直接駆動するカム・シャフトを回します。ベルトが切れるとエンジンは即座にストップし、エンジンにとっては致命的な故障となります。エンジンオイルのメンテナンス不良による摩擦抵抗もベルトが切れやすくなる原因となりますが、メーカーの基準として１０万キロごとの交換が定められています。

 ドライブシャフトブーツ
交換目安　破れている又はヒビが入った時点

ドライブシャフトはエンジンの回転をタイヤホイールに伝え、絶えず相当な高速で回転しています。しかも、ハンドルを切った状態で回りながら角度をとったまま車を走らせることが出来ます。角度をつけながら回転するジョイント部分はゴム製の伸縮ブーツに覆われ、潤滑材として極圧潤滑剤という特殊グリースが注入されています。この伸縮ブーツ（ドライブシャフトブーツ）が劣化し亀裂ができると、亀裂部分から遠心力によってグリースが飛び散り、亀裂の内部にゴミや泥等が内部に侵入してジョイント部が損傷し、最悪、異音やガタ等が発生しシャフト一式の交換が必要となります。ドライブシャフトブーツの亀裂は車検に通らない箇所になりますが、安全のためにヒビが入った時点での交換をお勧めします。

 ホイールシリンダのゴム部品
交換目安　車検時またはオイル漏れ

ブレーキペダルを踏みこんで得た力はマスタシリンダによって増大して各ホイールへと伝えられます。ブレーキ圧力はホイールシリンダ等でさらに加圧されて強力なブレーキ力を発生します。安定した構造ですが、高温、高圧下で使用され、さらに経年劣化等によりオイル漏れが発生します。車検時には必ず点検する箇所になり、オイル漏れが発生している場合は車検には通りませんので必ず整備が必要となります。